認定済みカメラ
最終的な完パケの総尺に対して、90%以上は認定カメラで収録されている必要がありますドキュメンタリー番組については、この認定カメラの割合の下限は少し低く設定されています。要件を満たすことが難しい場合は、Netflixのプロジェクト担当者と協議してください。
以下は、最低解像度および下記の収録要件を満たしているカメラの一覧です。新しいカメラの評価が行われるたびに、このリストは更新されます。
ARRI
キャノン
パナソニック
RED
Panavision
ソニー
Blackmagic
カメラの要件
注:以下の要件を満たしていても、すべてのカメラがプライマリカメラとして認定されるわけではありません。こちらに記載の要件は最小限の条件としてお考えください。それ以外にも、ダイナミックレンジ、フォームファクター、安定性、ワークフローとの互換性など、さまざまな特性が考慮されます。
収録要件
- 解像度
- カメラにフル4KおよびUHD対応のセンサー (3840ピクセル幅以上のフォトサイト) が搭載されていること。
- 収録形式
- RAW (ソニーRAW、REDCODE、Arrirawなど)
- 圧縮 (XAVC、ProRes、その他I-Frame対応形式)
- 16ビットリニアまたは10ビット ログ形式以上
- 23.98fpsで240Mbps以上のビットレート
- 収録変換関数
- S-Log3、Log-C、V-Log、Log3G10など
- 収録カラースペース
- S-Gamut3.cine、RED Wide Gamut RGB、Alexa Wide Gamutなど
- ルックやカラー補正をオリジナルカメラファイルに焼き込まないこと。
- オリジナルカメラファイルは、すべてのメタデータ ( テープ名、タイムコード、フレームレート、ISO、WBなど) を維持していること。
ブラックバランスの調整
- カメラセンサーのブラックバランスの調整機能がある場合は、通常のカメラの動作温度下にて毎日実施すること 。 ブラックバランスの調整に関する具体的な手順は、カメラの操作マニュアルを参照のこと。
アスペクト比/フレーミング
- アスペクト比が2.00:1を超える場合は、Netflixと検討および協議のうえ、承認を得ること。
- フレーミングチャートは、本撮影開始前に必ず撮影し、編集、ポストプロダクション、VFXと共有されるデイリーのパイプラインを通して処理すること。
アナモルフィックレンズ
- アナモルフィックレンズの使用を検討している場合は、収録時に十分な解像度が得られるカメラを選択すること。 詳細や懸念事項についてはNetflix担当者までご連絡ください。
サブカメラ
- プライマリカメラ以外のカメラ (クラッシュカメラ、POVカメラ、ドローン、水中カメラなど) の使用については、Netflixの承認を得ること。
- 認定外のカメラで撮影された素材は、認定外収録用に割り当てられた尺内で使用すること。 割り当ては、収録した尺ではなく、最終編集に使用されたコンテンツの尺を元に計算する (シリーズの場合は1話単位)。
- プライマリカメラとの整合性を確保するため、テスト映像を撮影して、デイリーとポストプロダクションに提供すること。
分割されたクリップ
- カメラが複数のクリップに分割して収録する(1つのテイクをカメラカードをまたいで収録する)方法は非推奨。この方法で収録する明確な理由がない限り、使用不可とする。
フィルムカメラ
- フィルム撮影を検討している場合は、該当プロジェクトのNetflix担当者までご連絡ください。
変更ログ
2019/9/27 - ドキュメンタリー番組に関する非認定カメラの割り当ての下限80%を削除。